レンズ構成 | 3群6枚 |
絞り | f1.4~16 |
フィルター径 | 43mm |
フード | XOOIM |
マウント | Mマウント |
- 専門店にて整備、調整済のレンズを使用しています。
- 掲載の操作方法はあくまで参考です。詳しい操作方法や注意点ついては、必ず購入した店に確認して下さい。
雑記
レンズ構成
3群6枚のダブルガウス型です。シリアルナンバーが1844001から空気レンズを採用した新しいレンズ構成(後期型)に変更となっているようです。後期型になるとコントラストが若干向上しているようです。
描写に関して
販売されていた当時の評価は、ツァイスのゾナー50mmf1.5>ズミルックス50mmf1.4>フォクトレンダーのノクトン50mmf1.4のように言われていました。特に、ズミルックスとゾナーは写りの傾向が似ており、ゾナーの方が解像力などの点で優れているとされていました。当時はゾナーの方が高価でしたが、今はズミルックスの方が高価なことが多いです。
ノクトンに関しては、後にライカマウントで撮影した人たちが今の感材を使用したところ、実は諧調表現が良く、ぼけもなだらかで細部まで粘って描写されており、発売当時に思われていたよりもよく写ることが言われるようになりました。レンズの性能に感材がおいついていなかったので評価が良くなかったようです。
コーティングに関して
通常のコーティングとは異なり、金色のコーティングになっているものがあります。(金目と言われているもの。)
金色のコーティングはシュナイダーが行っていたようで、一部はツァイスに供給したレンズだったようです。
購入に関して
店の方からこのズミルックスはいい写りをしそうな気がするので使ってみてはどうかと言われたので購入してみました。他のズミルックスを使用したことがないので違いは分かりませんが、柔らかい描写ですし、フレアのコントロールもし易く、全体的に明る目の雰囲気の写真を撮りやすいので割と気に入っています。
撮影に関して
レンズを持った感じはズミクロン50mmf2よりレンズが詰まっているような感じがして、割と重いです。
日中だとf1.4は明るすぎるので、低感度のフィルムを使用するか、必要に応じてNDフィルターで減光して撮影することが多いです。
大口径レンズは、室内等の暗所で撮影する必要があるけれど被写体の性質上低感度のフィルムを使用したいが、ストロボは使用したくないとか、ある程度特殊な条件下で使用するレンズのイメージがあります。超望遠レンズとかと同じかと思います。
光量が十分あったり、ある程度感度が上げられるのであれば、性能や値段から言ってf2のレンズを使用した方がいいことが多いように思います。ゾナーの50mmF2やズミクロン50mmF2をまだ所持していないのであれば、そちらから先に購入した方が使用する点では望ましいように思います。
作例
参考
- 『ライカレンズ完全ブック』株式会社グリーンアロー出版社.p43
参考価格
アクセサリー・消耗品等
フィルター
ND4=2段、ND8=3段、ND16=4段減光
フード
キャップ
ライカのデジタルカメラ
暗所での撮影でかつ失敗できないのならばiso 感度が変更できるデジタルカメラを使用した方が楽かと思います。