アイレスフレックスZ

• 測定機材や専門知識のある専門店にて整備、調整済のカメラを使用しています。
• 掲載の操作方法はあくまで参考です。詳しい操作方法や注意点ついては、必ず購入した店に確認して下さい。

フイルムの装填

　スタートマークに合わせた状態で裏蓋を閉め、巻き上げノブに付いているボタンと、その下のボタンを操作してカウンターを「S」に合わせます。「１」が表示されるまで巻き上げてから撮影を開始します。

撮影時の操作について

雑記

描写

　当時のニッコールらしい、線が太く、抜けが良く、重厚さを感じさせる描写です。ネガの段階でもはっきりとニッコールだと分かる出方します。ルーペが不要なくらい見易いです。フィルムの性能が良くなかった時代でも見やすい品質の写真を撮ることが出来ただけあって、現代のフィルムで撮ればその性能の良さが良く分かります。当時のニッコールの設計とガラスの良さは日本が誇る会社だけあって素晴らしいです。

ニッコールレンズに関して

　ニッコール付きの中判は、２眼レフのアイレスフレックスの他に、ゼンザブロニカ、プラウベルマキナ（マキナ６７、マキナW６７）、マーシャルプレスなどがあります。
　２眼レフではアイレスフレックス（輸出用にTower Reflex）以外にニッコールが供給された機種はないので、ニッコール好きなら手に入れたい機種の一つかと思います。

作りに関して

　ニッコールの供給を受けるためニコンの要求する精度を出すために作ったボディだけあって作りはいいです。レンズキャップも凝っていて、全面のリングを回転させて、緩めたり、締めたりして脱着します。
　巻き上げ機構が弱いとの指摘もあるようですが、今のところ使用していてそういう症状は出たことがないです。古い製品ですので、整備されたものを購入するか、使用する前にオーバーホールに出した方が無難かと思います。

作例

参考

参考価格

消耗品等

フィルム

モノクロ

フジフイルム

イルフォード

デルタシリーズが超微粒子、超シャープネスを謳うT粒子採用。PANF、FP4、 HP5がトラディショナルタイプです。

コダック

TーMAXシリーズが超微粒子、超シャープネスを謳うT粒子採用。トライーXがトラディショナルタイプです。

カラー

フジフイルム

コダック

PROFESSIONAL PORTRA

リバーサル

コダック

富士フイルム

ネガアルバム

長期保存でビネガーシンドロームを予防するには通気性の良いグラシンスリーブでの保管が適していると言われています。

その他

ストラップはカメラを複数所持している場合は下記のようにアダプターを揃えれば上は付け替えて使用できるのが便利だと思います。