ズミクロン90mmF2

• 専門店にて整備、調整済のレンズを使用しています。
• 掲載の操作方法はあくまで参考です。詳しい操作方法や注意点ついては、必ず購入した店に確認して下さい。

雑記

レンズ構成

　5群6枚のダブルガウス型です。前期と後期でレンズの間隔などが異なるようです。

型に関して

　写真のビゾフレックス用とMマウント用、数は少ないですがバルナックライカ用があります。
　1stと2ndのモデルがありますが、1stはフード分割式で2ndはフード内臓型です。レンズの構成が若干ことなるようです。
　2ndの途中でレンズを変更したので、2ndの初期とそれ以降に分けられるようです。2ndの初期の方がガラスの質がいいので写りがいいと言われています。写真のレンズは中のレンズと外の外装が一致していないようで、恐らく落として修理した結果こういう形になっているのではないかとのことです。

撮影に関して

　ライカが開放近辺を使用するならM3かビゾフレックスでの使用を推奨していました。ピントが薄いので開放近辺も使用するのならば、Mマウントかビゾ用を選んだ方がいいかと思います。
　このレンズは重いうえに重心のバランスが悪いので落下させる人が結構いたようです。使用していると確かにバランスが悪く、開放近辺で使用するならば素直に一脚か三脚を使用した方がいいと思います。

描写に関して

　この手の望遠レンズでは珍しく寒色系です。氷のズミクロンとも呼ばれていたようです。この焦点距離のレンズで寒色系の写り思いつく限り他にないと思います。被写体として氷やグラスなどを撮影するとその特性がよく出ます。

作例

参考

• 『ライカレンズ完全ブック』株式会社グリーンアロー出版社.p56

参考価格

アクセサリー・消耗品等

フィルター

　自分が使用しているのはフードが干渉して無理だったので、フードに合う62mmをテープで落ちないように貼って固定しています。

キャップ

内臓フードにキャップとして合うのは62mmでした。

その他