レンズ構成 | 6群7枚 |
絞り | f2~16 |
フィルター径 | 39mm(E39) |
フード | ITDOO: IROOA :← |
マウント | Mマウント |
- 専門店にて整備、調整済のレンズを使用しています。
- 掲載の操作方法はあくまで参考です。詳しい操作方法や注意点ついては、必ず購入した店に確認して下さい。
- デジタルカメラ用に切削されている場合はフィルムカメラに使用できないので注意して下さい。
近接への操作
- 近接用の眼鏡は別売りだったため付属にない場合があります。近接機構を使用するには眼鏡が必要です。
- 無理に動動かさないこと。動かない場合は眼鏡などがきちんと奥まで入っているか確認する。
①ローレットを近接方向に引っ掛かり当たるまで回します。②手前に引っ張て引っ掛かりを乗り越えます。③乗り越えた状態で眼鏡をつけていないとそれ以上動きません。眼鏡を取り付けるとロックが外れて近接方向に回るようになります。④外す手順は①~③を逆に行います。
雑記
レンズ構成
沈胴ズミクロンから続く6群7枚の変形ガウスタイプと言われる対称形のレンズ構成です。
元々の設計では枚数や群は同じですが、通常のズミクロンとDRでは作りが一部異なっているところがあったようです。近接した時の性能を向上させようとしたようですが、販売モデルだと通常のズミクロンと変わらない作りになっているので、製造コスト等を勘案した結果通常のズミクロンの性能であれば許容できるとして同様の作りになったのかもしれません。
そうは言っても、DRも初期だとレンズを選別するなどの工夫はしてできるだけ性能がでるようにしていたようですが、評判になって売れたため手が掛けられなくなったのかそれも途中で止めてしまったようです。
なお、この個体は通常のDR後期とコーティングなどが違うようです。若干通常のDR後期と描写が異なるようです。
描写
固定鏡胴初期のズミクロンと比べるととても扱いやすいレンズになっています。高解像度と諧調の良さはズミクロンらしいです。購入したモデルは少し特殊なため以前所持していたDR前期よりも逆光を入れた時の描写が柔らかいように感じます。
その他
人物のバストアップを撮ることが多い場合は近接できる本レンズを選んだ方がいいかと思います。
ズミクロン35mmの眼鏡付きはないと距離計が連動しないモデルもあるので眼鏡は必須ですが、DRズミクロンの眼鏡は無くても近接できないだけなので、後から買えばいいと購入しなかった人も多かったらしく、付属していないことが多いです。別に手に入れようとすると手間なので、購入時に一緒に手に入れることが可能ならば購入しておいた方がいいかと思います。
作例
参考
- 『世界のライカレンズ ライカと世界のライカレンズ描写を徹底追及』,株式会社写真工業出版社,2000年11月,84~85ページ
- 『ライカレンズ完全ブック』株式会社グリーンアロー出版社.p41
参考価格
アクセサリー・消耗品等
フィルター
ねじ込み式のフィルターは純正のフードを取り付けようとすると干渉する場合があります。ユーエヌのフィルターは大丈夫でした。ただし、ねじ切りがないため今度はゴム製フードが使用できなくなるので注意が必要です。
フード
キャップ
ライカのデジタルカメラ
レンズのマウントを切削するくらいならばデジタル用を使用した方がいいと思います。切削するとフィルムカメラで使用が出来なくなります。
眼鏡ケース
眼鏡は割と持ち運びに不便です。純正のケースが無いと何等かで代用する必要があります。色々工夫されているようです。入ると保証はできませんが、下記のようなものから選ぶといいかと思います。
その他