ゾナー50mmf2(コンタックス用)

ゾナー(Cマウント)50mmf2
Zeiss-Opton Sonnar 50mm f2(コンタックス)
レンズ構成 3群6枚
絞り f2~22
フィルター径 40.5mm
フード 不明
マウント Cマウント
  • 専門店にて整備、調整済のレンズを使用しています。
  • 掲載の操作方法はあくまで参考です。詳しい操作方法や注意点ついては、必ず購入した店に確認して下さい。
目次

雑記

レンズ構成

 3群6枚ゾナー型。元々はガウスタイプのプラナーの方が先に開発されていましたが、レンズ間の内面反射が酷く、コーティングが進化するまでは、実用に耐えられるものではありませんでした。プラナーにあった問題をクリアし、実用に耐えられる明るいレンズとしてゾナー型が開発されています。
 ゾナー型で質の良いレンズを作るには、ガラスの質が良いことと、貼り合わせの技術が高いこと、後ろ玉がとび出るので干渉するミラーがないことなどの条件が必要なようで、後年ガラスの質が低下し、高度な貼り合わせ技術が不要で、後ろ玉がとび出ないのでミラー干渉がなく、ガラスの質の低下をコーティングでカバーでき、更なる大口径化が容易だったガウスタイプが主流になることでゾナー型は望遠以外では余り見ることがなくなりました。

描写

 f1.5よりf2の方が設計に余裕があるので描写はf2の方が優れています。
 50mmf1.5は同年代ではゾナーの描写が圧倒的なので選択肢がありませんが、50mmf2は同年代だとライバル会社のレンズにライツのズミクロンとフォクトレンダーのウルトロンがあるので、他にも選択肢があります。
 ツァイスのレンズの特徴として扱い易いことが挙げられますが、他のメーカーにあるような気難しさが余りなく、いい感じの描写が得やすいと感じます。恐らく性能を突出させるよりもある程度と使い易さを優先したと思われるのは、コンタックスが高級カメラで富裕層が多く使用することが前提にあったためではないかと思われます。
 なお、ゾナーは絞り込ほどある程度焦点が奥に移動する傾向があるので、それを考慮して撮影する必要があります。不思議なのは、プラナーの方が焦点移動が大きいのですが殆ど問題にされることはなく、ゾナーに対してだけ多く言及されるのは何故なんでしょうかね。

その他

 ライカのズミクロンに比べると安価に手に入りますが、描写で劣ることはないので今ではお買い得なレンズだと思います。 発売当時は圧倒的にコンタックスの方が高価で、ライツの製品でも一般人が手にするのは殆ど不可能だったので、それが容易に手に入る今は、良い時代だと思います。

作例

作例一覧

参考

参考価格

アクセサリー・消耗品等

フィルター

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その他

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