キヤノン50mmF1.4（Lマウント）

• 専門店にて整備、調整済のレンズを使用しています。
• 掲載の操作方法はあくまで参考です。詳しい操作方法や注意点ついては、必ず購入した店に確認して下さい。

雑記

レンズ構成

　4群6枚のダブルガウス型です。f1.5まではゾナー型でしたがこのモデルからはダブルガウス型になったようです。
　この時代のキャノンのレンズは、f0.95、f1.8のモデルは曇り易く、f1.4のモデルはコーティングに斑が出来ていたりと何らかの問題を抱えていることが多く、写り自体はいいのにそれが原因で手を出し難かったりします。

描写

　とにかく抜けがいいです。セレナー名の時にはニコンとは逆方向の写りを目指したような、どちらかと言えばドイツ系のレンズに近いような描写になっていましたが、キャノン名になってからはどちらかと言えば解像力を重視するニコンの方向性で、ニコンより抜けを良くして、線をニコンより細く癖のない描写にしたように感じます。
　扱いやすいといった点ではニコンよりもキャノンのレンズの方が優れていたのではないかと思います。

その他

　バランス良すぎて逆に特徴がなくなっているように感じます。とても使い易いレンズです。抜けの良さは当時の国産レンズのなかでも群を抜いていたのではないかと思います。舶来もの礼賛主義でないならば、ライカのボディにキャノンのレンズでも十分満足できるように思います。

作例

参考

• 『世界のライカレンズpart2』,株式会社写真工業出版社,2002年5月,42~43ページ

参考価格

アクセサリー・消耗品等

フィルター

フード

その他