コニフレックスⅠ

形式	中判カメラ（２眼レフ）
シャッター速度	B ~1/400
撮影フォーマット	6×6(120：12枚)
ビューレンズ（上）	Hexar 85mm (f3.0)
テイクレンズ（下）	hexanon 85mm
絞り	f3.5~22
フード	Konihood（内径42mm カブセ式）
フイルム装填方法	スタートマーク合わせ式
備考	沈胴式

知識・技術、計測機器のある専門店にて整備、調整済のカメラを使用しています
掲載の操作方法はあくまで参考です。詳しい操作方法や注意点ついては、必ず購入した店に確認して下さい。

フイルムの装填

　本体下部のロックを回して外し、カメラ本体に掛かっているピンを外します。カメラ本体側に蓋を押しながら外すと外しやすいかと思います。
　スプールロックを回して引っ張ってスプロールのロックを外します。離すとそのまま戻ってしまいますが、別方向に回すと戻らないようにひっかかります。（撮影したフィルムが入っていない状態で、中でスプールが緩んでも差し支えないならば、蓋を開ける前に外しておいてもいいかもしれません。）
　このカメラは下から上にフィルムを巻き上げるので、空のスプールを上にセットして、フィルムを下にセットして、スプールの固定を戻します。スプールのロックがかかっていることを確認してからフィルムを下から上に通します。（中途半端にロックがかかっていることがあるので注意して下さい。）
　フィルムを巻き上げて（歪まない、たるまないようにゆっくり巻き上げる）、フィルムのスタートマークを本体の指定の印に合わせたら、蓋を閉じて、フィルムカウンターに「1」が出るまで巻き上げます。

撮影時の操作

　最高速度の1/400はシャッターをチャージしていると入らないので、使用する場合はチャージ前に入れてください。　　　　
　最高速にチャージ後にシャッター速度は変更しない方無難です。
　私は通常使用時は、慌てるの嫌なのでシャッターを切ったら機械的にシャッターチャージをしています。撮影時にシャッター速度、絞りをそれぞれ選択し、ピントノブを回してピントを合わせ、シャッターを切って、また直ぐにチャージしています。
　なお、沈胴状態だとシャッターが切れないので注意してください。沈胴状態にしておけばシャッターの誤作動が防げます。
　撮影しない場合はレンズボード保護のため、無限に合わせています。

　背面のロックを外すと蓋が上に上がってピントグラスが見れるようになります。
　ピントルーペはスポーツファインダーの箇所を正面から押し込むと出てきます。
　スポーツファインダーはピントグラスを出した状態で正面から蓋を倒すと使用することができます。　

雑記

レンズに関して

　中判でヘキサノンのレンズを使用するとなるとこれか、コニカプレスしか選択肢がないように思います。
　２眼レフのこのカメラのレンズは３群５枚のヘリアー構成のようです。

沈胴機構に関して

　２眼レフに沈胴機構が付いている奇妙な機構のカメラですが、通常はピントを無限状態にしてロックがかかった状態で持ち運びができるので、誤撮影の心配をしなくていいのは便利だと思います。
　ただ、撮影途中でシャッタースピードが変わらない故障が数回発生していますが、どうもこの沈胴機構の影響らしいです。この機体特有の故障かもしれませんが、完全に直すのは難しいようです。こういう故障をした時にフィルムの抜くためにダークバックが必要となるので、現像をしない場合でもダークバックは持っておいた方がいいかと思います。